色の不思議 -前編-

2025.07.10
色の不思議

日常に溶け込んだ色の存在

私たちは、生活の中でさまざまな色に囲まれています。
目を覚ませば天井の色、歯を磨いて鏡をのぞけば寝ぼけた顔の色、フライパンに卵を割れば、焦げつつある黄身と白身の色。

そんなふうに、1日の始まりから数えきれないほどの色に囲まれて暮らしているのです。
けれど、あまりに当たり前すぎて、その存在に気づかなくなってしまっているのかもしれません。

色が見えるしくみ

ところで、色はなぜ「色」として感じられるのでしょうか?考えたことはありますか?

光が三原色(赤・緑・青)で構成されていることは、多くの方がご存じだと思います。
そして、人間の目の網膜にある細胞も、この三原色にしか反応できません。
そのため、私たちはこれらの色の混ざり具合によって、すべての色を「見ている」のです。

たとえば、夕方の空が赤く見えるのも、光の波長の違いによる現象なのですが、そんなふうに意識することはあまりないかもしれませんね。

-後編に続く-

画家 櫻井ナン

画家 櫻井ナン

横浜生まれ。都内在住。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科(通信課程/奨学金奨励生)卒業。同大学卒業制作優秀作品に選出。
専門学校桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン研究科卒業。
桑沢デザイン研究所研究科在学中から演劇実験室天井桟敷で舞台美術及び美粧アシスタント・宣伝美術担当。
主幹寺山修司氏死去で劇団解散後、グラフィックデザインを主にフリーランスに。

近年の活動

クラゲジルシN-plusサイトにて日本初の絵文字フォント制作、販売及びフィギュア制作
守山乳業デザート・ドリンク等パッケージデザイン
ジャストプランニングwebページ・商品ロゴデザイン
NECパソコンのいろは(PCソフト)チュートリアル キャラクターデザイン
PUZZLING Ghost Treat (iPhone/android)パズルアプリ キャラクター・GUIデザイン
ダイハツ子供向け販促物、自動車ぬりえ等
Panasonic北京五輪 展示パネル各種目イメージイラスト
オノグラフィックス(知育カードゲーム)「のりものえあわせカード」著作

近年の画歴

テンペラ(混合)画で第90回・91回・92回春陽展に入選。
テラコッタ彫刻で第78回・79回新制作展入選。
テラコッタレリーフでサムホール大賞展入選。
六本木画廊企画展「幻想動物園」・「SCULPTORS×POWERS」彫刻出品