画用紙の特徴と使い心地 第2回:モンバルキャンソン&ワーグマン

2025.08.13
ワーグマン

前回に続き、今回は「モンバルキャンソン」と「ワーグマン」を紹介します。

それぞれ質感や用途に特徴があり、使う場面が異なります。

モンバルキャンソン(マルマン/フランス/キャンソン社)

表面が少しカサついて見える紙で、鉛筆画やペン画には適しているものの、水彩画ではやや線が柔らかく感じられ、しっかりとした表現には向きにくい印象です。
水彩絵の具のにじみやぼかしは控えめで、偶然生まれる表情を楽しむというよりは、意図的な描き込みに向いています。

リフティング(色を拭き取る)などはしやすいですが、思うような発色や表現ができない場合もあります。
紙自体があまりしみ込まないため、水彩らしい透明感を重視する方にはやや物足りないかもしれません。

キャンソン モンバル水彩紙 スケッチブック 公式サイト(外部サイト)

https://www.e-maruman.co.jp/products/detail/c14a.html

ワーグマン(オリオン/日本)

350gという厚さが魅力的で、表面は「細目」と「中目」の両面仕上げ。描くモチーフや画材に合わせて使い分けが可能です。
アクリルなどの下地にジェッソを塗って使えるため、水彩だけでなく幅広い画材に対応します。

細目の裏面は鉛筆画や色鉛筆、ソフトパステルなどでも柔らかさが出て、温かみのある仕上がりになります。
水彩紙として単独で使うより、他の画材と組み合わせる機会が多い紙です。特にアクリル絵具との相性は良好です。

ワーグマン水彩紙 公式サイト(外部サイト)

https://www.k-orion.co.jp/product/paper/wirgman.html

次回は「アルシュ」と「ラングトン」をご紹介します。

画家 田嶋香里

画家 田嶋香里

現在は京都府宇治市にて制作、講師活動を行う。
京都造形芸術大学卒業、絵画造形教室講師30年以上、保母資格取得、幼児教育講師の経験後、幼少絵画教室を開室現在は幼少からお年寄り、美大受験生、障害のある子供達と幅広く指導、幼稚園講師研修会の講演
制作者としての活動は個展、グループ展多数開催

近年の活動

2018年
寺山修司画集 「時をめぐる幻想」(出版社:東京出版)「猫時計」の挿絵を行う
2019年
大丸梅田にて絵画展示販売
京阪百貨店にて展示発表
よみうりカルチャー講師
NHK文化センター講師
2020年
大丸梅田にて絵画展示販売
近鉄文化サロン講師(あべのハルカス・ならファミリー)
三越星ヶ丘店にて絵画展示販売
名古屋三越栄本店にて絵画展示販売
静岡伊勢丹にて絵画展示販売
北海道丸井今井札幌本店にて絵画展示販売
東京立川伊勢丹にて絵画展示販売
2021年
自身のアトリエ店舗をOPEN
2022年
KADOKAWA「オーバーロードⅣ」公認アーティストとしてメイキング動画、作品制作

近年の画歴

関西二紀 佳作賞,春季二紀展 新人選抜奨励賞,京展入選(3回),京都二紀 奨励賞(2回受賞),関西二紀 奨励賞(2回受賞),関西二紀 褒賞(2回受賞),関西二紀 関西二紀賞,二紀展 奨励賞,現創美術協会 奨励賞