私の生徒さんの中で、とてもウォーターフォード紙と仲の良い方がいます。
ウォーターフォードは素晴らしい水彩紙です。
前に紙を比べたブログに書いた通り、いろいろな技法に耐えてくれる紙で、多くの水彩画家が使用しています。
水彩ですので何度も水をかけたりすると紙がもろもろとなってしまい、水彩の発色が美しくなくなったり、
下の色をはいでしまったりとトラブルの多い水彩画なのですが、ウォーターフォードは、それをうまく表現させてくれる紙です。
ですが、素人の方には難しい紙かなと思うところもあります。
絵具をのせて自然乾燥させると、全く絵具が動かないので、修正が難しく、失敗が許されない厳しさを持つ紙でもあります。
かくいう私も大きな水彩画作品の依頼を受けた時はどの紙を使うのか悩みます。
アルシュ紙の中で1番大きなサイズ(460×610)のスケッチブックよりも大きな絵の場合、
全紙(788×1091)の紙を1枚ずつ購入する時は、かならずウォーターフォードとホワイトワトソンを購入します。
修正はしづらいのですが、いろんな技法で表現できるウォーターフォードを使うか、
技法に少し制限があるけれど、もしもの場合に修正がしやすいホワイトワトソンを使うか。
モチーフによって(自信のあるモチーフによって)どちらかの紙で制作をします。
(ここだけの話ですが、ちょっと自信がない時はホワイトワトソンを使っています。)
ところが、私の生徒さんの一人にウォーターフォードを本当に上手に使う方がいます。

いつも感心して制作風景を見ています。
何度も重ねながら色を作っていき、美しい作品に仕上げます。
何度も重ねるので画面がマットな感じになり、透明水彩絵具の新たな可能性をその作品から感じるのです。
彼女を見て思うのは、「そうか…仲良しなんだ…」
そうだ、私も仲良しになろう。
さっそく50Fのボードに水張りしたウォーターフォード。
何を描こうかとワクワクしながら、毎日白いウォーターフォードをながめています。。。