画用紙の特徴と使い心地 第1回:ヴィファール

2025.08.08
ヴィファール

今回から数回にわたり、私が実際に使ってみたスケッチブック(水彩紙)を紹介していきます。

発色・にじみ・修正のしやすさなど、それぞれの紙の特徴を感じたままにまとめました。

第1回は「ヴィファール」です。

ヴィファール(マルマン/日本)

初心者の生徒さんには、あまり高級すぎる紙は扱いが難しいものです。
特に吸い込みが強すぎたり、乾きが早すぎたりすると、色がうまく乗らず修正も難しく、満足のいく作品が仕上がらないことがあります。逆に、あまりに薄く質の低い紙では、水彩特有の透明感や発色の良さが十分に表現できません。

その点、ヴィファールは手頃な価格で入手でき、初心者でも気負わず制作に取りかかれるスケッチブックです。

ただし、重ね塗りをする際には注意が必要です。しっかり乾かしてからでないと下の色が動いてしまうため、何度も筆を動かす場合は色が剥がれたり混ざったりします。
一方で、リフティング(色を拭き取る)や修正は非常にしやすく、中級者にとっても扱いやすい一面があります。

長く通って腕を上げてきた生徒さんには、こうした特性を踏まえてさまざまなスケッチブックを試し、自分に合った一冊と出会ってほしいと思っています。

ヴィファール 公式サイト(外部サイト)

https://www.e-maruman.co.jp/lp/vifart/

次回は「モンバルキャンソン」と「ワーグマン」を紹介します。

画家 田嶋香里

画家 田嶋香里

現在は京都府宇治市にて制作、講師活動を行う。
京都造形芸術大学卒業、絵画造形教室講師30年以上、保母資格取得、幼児教育講師の経験後、幼少絵画教室を開室現在は幼少からお年寄り、美大受験生、障害のある子供達と幅広く指導、幼稚園講師研修会の講演
制作者としての活動は個展、グループ展多数開催

近年の活動

2018年
寺山修司画集 「時をめぐる幻想」(出版社:東京出版)「猫時計」の挿絵を行う
2019年
大丸梅田にて絵画展示販売
京阪百貨店にて展示発表
よみうりカルチャー講師
NHK文化センター講師
2020年
大丸梅田にて絵画展示販売
近鉄文化サロン講師(あべのハルカス・ならファミリー)
三越星ヶ丘店にて絵画展示販売
名古屋三越栄本店にて絵画展示販売
静岡伊勢丹にて絵画展示販売
北海道丸井今井札幌本店にて絵画展示販売
東京立川伊勢丹にて絵画展示販売
2021年
自身のアトリエ店舗をOPEN
2022年
KADOKAWA「オーバーロードⅣ」公認アーティストとしてメイキング動画、作品制作

近年の画歴

関西二紀 佳作賞,春季二紀展 新人選抜奨励賞,京展入選(3回),京都二紀 奨励賞(2回受賞),関西二紀 奨励賞(2回受賞),関西二紀 褒賞(2回受賞),関西二紀 関西二紀賞,二紀展 奨励賞,現創美術協会 奨励賞